僕は寮生

僕の住んでる寮、もともと病院だったらしいです。
室内にいくつもあるカーテンレール。
どこか不自然な押入れに、壁についている蛍光灯。
そして、スチームと言う暖房設備。※スチーム:加熱水蒸気による暖房設備。
間違いない、ここは病院だ。
――――回想――――
「11号室の窓が良く開いているよな。雨の日とかベタベタになってるし。」
「11号室って図書室ですよね?僕が時々窓を閉めているんですけど、誰が開けてるんでしょうか?」
「誰もあんなホコリだらけの部屋の窓開けんやろ。」
「やっぱここ何かいるんだよ。」
「「え?」」
「この部屋が図書室なんて寮に必要のない部屋になっているのはそのせいなんだ。」
「昔死んだやつかいるらしくてな。」
「ここ、元は病院だったからさ。」
「・・・冗談ですよね?」
「部屋の設備見て変だと思わないか?部屋のカーテンレールとか。」
「あ。」
「ほら、病室のカーテンレールと同じだろ?ここは本当に病院だったんだよ。」
「スチームも有るしな。」
「・・・。」
――――回想終了――――
この話を他の先輩に聞いてみた。
「そんなはなしははつみみだなぁ〜。」
「知ってるけど知らない。」
「今でも十分病院だろ。」
・・・この寮には多くの変人が満ちている。
間違いない。
今もここは病院だ(爆
;y=ー( ゜д゜)・∵. ターン