私の友人たち 〜秋〜 ①
趣味編
つい先日、友人Tに妙な趣味をカミングアウトされた。
友人T :「俺、本の匂い嗅ぐの好きなんやって。」
そう言いながら彼は、
厚さ4cmもある真新しい専門の教科書に鼻先を当ててぱらぱらぱらとめくっていた。
友人T :「うん。やっぱりいい匂いだ。」
なんだか、どんな匂いがするのだろうと不思議になってきた。
僕 :「・・・? ちょっと貸して?」
同じように僕も鼻先を向けて匂いを嗅いでみる。
ぱらぱらぱら・・・
僕 :「・・・全然分からん。」
友人T :「え?そう?」
僕が本を返すと彼はまた匂いを嗅ぎだした。
そして彼は本の匂いについて熱く語りだした。
友人T :「この教科書は今までで一番いい匂いがする。」
友人T :「中古本はハードな匂いがするからあんまし好きじゃない」
友人T :「本を鞄に入れてると鞄の匂いがつくからイヤ」
などなど(後のことはよく覚えていない)
さらには本を貸してもらったときに、
「うん。いい匂いだった。」と言って返すらしい。
・・・・・・
知らなかった。
いや、知りたくなかった。
この、友人Tが・・・
中古本を匂いを嗅いでいるなんてっ!(問題はそこじゃない
友人Tがそこまで『本の匂い』に思い入れがあったなんて。
ショックです。そんなことやってて楽しいですか?
ここは僕が一友人として助けでしてあげなければならん。
こんな友人!修正してやるーーっ!
僕 :「花の匂いの方がいいと思うが。」
友人T :「え〜。そんなこと無いよ。」
こうかは ないみたいだ・・・
無理だ・・・。俺にはもうどうしようもない・・・。
ここはせめて・・・冷たく迎え入れてやるとしよう。
僕にはもう、それくらいしか出来ることはないから・・・。
主張編
体育の授業が終わって校舎に向かって歩いているとき、
友人F :「非常勤講師ってどうやって募集してるんだろ?」
と、友人が言い出した。
僕 :「空いてる教授を授業に割り当てて、足りないとこを非常勤がやってるんじゃね?」
友人F :「ん〜、僕もなんか授業作りたいな。」
僕 :「音楽概論とか?」(友人は音楽が趣味)
友人F :「風俗文化概論。」
なにそれ。
友人M :「&実習。」
友人F :「(僕の知らない単語)とか(僕の知らない単語)で・・・(ry」
もはや単語すら聞いたことが無いんですが。
友人T :「俺、今日なんか腰が痛いんや。」
友人F :「実習のやりすぎだよ。」
えぇーー。 Σ( ̄□ ̄|||)
友人M :「さすがは教授。」
友人F :「あ〜。僕、研究員でいいよ。」
友人M :「じゃあ、俺は助手かな。」
僕 : ← 会話に加われない人
(以降の会話は覚えていない。)
少し歩いていると、
友人F :「なんか僕の友人がね、」
「ロリコンと熟女の間には何かパラドックスがあるとか言っててね、
ロリ熟女とか言う言葉を・・・(ry」
さらに少し歩いていると、
友人F :「ん〜?なんか臭いするね〜。」
僕 :「銀杏の臭いか?」
この学校はイチョウが多い。そのため銀杏も大量に落ちている。臭いがしても当然だ。
友人F :「う〜ん、ゴムプールのにおいかな。」
ごむぷ〜るぅ?
友人M :「ああ。幼女が入るあのプールか。」
僕 :「えぇーー。 Σ( ̄□ ̄|||) 」
なぜ幼女!? 少年たちはどこへ行ったんだーーっ!!
僕の友人は結構変わっていると痛感した一日でした。