変な話

かびにゃ : ククク・・・。明日はもう更新しないぜ。

とうこ  : はぁ?またそんなこと言って。いい加減にしなさい。

かびにゃ : 僕は本気だぜ?

とうこ  : はいはい。一体どうしたって言うのよ。

あきと  : 何か面白いものでも入手したのか?

かびにゃ : その通りだ。いいグッズが手に入ったのだ。

とうこ  : はぁっ!? そんな理由で!?ふざけてんの?

あきと  : 珍しく否定しなかったな。

かびにゃ : ・・・なぜこうもあっさり自白したか分かるか?

       私には確実にすべての現実から逃げ切る自信があるからだ。

とうこ  : な、なにをバカなことを・・・

かびにゃ : 最高級の萌え分を精密な割合(バランス)で調合し、

       特殊な味付けを施して煮込むこと七日七晩!

       血液や尿からは決して検出されず、なおかつすべての萌えの破壊力も数倍・・・!

       全身から注入(たべ)ることで、さらに数倍!

       これが・・・

       長年にわたる研究の末たどりついた・・・

       究極の萌え・・・

       ドーピング限定アクセサリーだ。



かびにゃ : さぁ諸君。

       私が現実から逃げるのを止められるかな・・・?

あきと  : へっへっへぇ・・・そいつはどうかな?

みさき  : きゃっ!

かびにゃ : なっ・・・! 貴様っ!民間人を人質にするとは卑怯だぞ!

あきと  : フン、どうとでも言え。犯罪者を捕まえるためには手段を選ばない主義なんでな。

かびにゃ : くっ!

あきと  : さぁ選べ、kirbynyao!! こいつの血しぶきを浴びるか否か――

とうこ  : ・・・・・・。

あきと  : な、なんだよ・・・。 はっ!手がっ!



  ガシッ



  『とうこ』の右手が『あきと』の頭を捕らえた!



  ミシッ ミシ ミシ ミシ ・・・・・・



あきと  : 割れる割れる割れる割れる・・・・・・!



  ミシ ミシ ミシ グチャ



かびにゃ : (いま、妙な音がしたような・・・?)



  ポイッ・・・ドシャッ



  『あきと』はゴミ箱に捨てられた。



  ゴミ箱を空にしますか?  「はい」 「いいえ」



かびにゃ : 「はい」



  ピンポロロ♪ ピンポロロ♪



みさき  : あ、ゴミ収集車ですっ! 忘れてましたっ。今日は燃えるごみの日ですっ。

とうこ  : 私はちゃんと出しておいたわよ。



作業員1 : ・・・先輩!なんか人が捨てられてますよ。

作業員2 : なにっ? まったく近頃の若者はゴミの捨て方も知らんのか。

       人はコンクリートで固めて壁に埋めろとあれほど言っているのに。

作業員1 : 山に持って行っちゃダメなんですか?

作業員2 : 不法投棄は犯罪だろ。

作業員1 : あ、そうですね。勉強になります。



  そういいながら2人の作業員は『あきと』を青い車に積んだ。



かびにゃ : ・・・・・・。

       ま、いいか。



  ガシッ



  『とうこ』の右手が『kirbynyao』の頭を捕らえた!



かびにゃ : あ。

とうこ  : あ。



  『とうこ』は『kirbynyao』の言葉を繰り返した。



  ポイッ・・・ドシャッ



作業員1 : 先輩!人が飛んできましたよ。

作業員2 : なにっ? まったく近頃の若者はゴミ箱の使い方も知らんのか。

       『ヒト』や『つぼ』や『プライド』はポイ捨てするなとあれほど言っているのに。

作業員1 : 『羞恥心』はポイ捨てしても良いんですか?

作業員2 : 羞恥心は捨ててこそ華だ。

作業員1 : あ、そうですね。勉強になります。



  ピンポロロ♪ ピンポロロ♪



みさき  : 行っちゃいました。ゴミはまた来週ですね。

とうこ  : まったく・・・。来週は忘れないようにしなさいよ?

みさき  : えへへ・・・。了解ですっ。



  ―― 一方その頃、ゴミ収集車は・・・



作業員2 : だ〜か〜ら〜、この車は核燃料なんか積んでないって言ってるでしょう。

しんじ  : そんなこと見てみないと分からないだろ。

作業員1 : ゴミ収集車に核燃料求めてくるのは今日15人目ですね。流行でしょうか?

しんじ  : いま猛烈に核燃料が欲しいんだ、気分的に。

作業員2 : ・・・坊主。そんな気分のときにはこの『白い粉』がお勧めだぜ?

しんじ  : ん?なんだそれは?

作業員1 : コムギコカナニカダ。

作業員2 : ・・・・・・。

       まぁ、そんなところだ。

しんじ  : む〜? ゴミしか積んでないのか。

作業員2 : って、無視かよっ!

しんじ  : お? なんだこの肉塊は?『非常食』か?

作業員1 : どちらかと言えば『宇宙食』ですね。

作業員2 : 保存がきかないのがネックなんだ。

しんじ  : あ〜、核燃料無いからこの肉塊もらってくよ。二つとも。

作業員2 : 別にかまわないが、山に捨てるなよ。

作業員1 : 不法投棄は犯罪ですからね。

しんじ  : おー、わかったわかった。それじゃあな。

作業員2 : おう。また来いよ。



  『しんじ』は作業員と握手をして、ゴミ収集車を離れていった。



作業員1 : ・・・良かったんですか?

作業員2 : ん?何がだ?

作業員1 : 子供とは言え、タダじゃあ商売になりませんよ。

作業員2 : ああ、それならさっき握手したときに俺の手に握らされてた。

  そう言って後輩の作業員に札束をかざした。

作業員1 : 領収書は渡したんですか?

作業員2 : それもさっき握手したときに坊主の手に握らせておいた。

作業員1 : あの子供、意外とかなりのやり手ですね。

作業員2 : 将来は安泰だな。





  ― 夕方 『しんじ』の部屋 ―



しんじ  : さて。とりあえずお湯で戻すか。



  『しんじ』は二つの肉塊にお湯をかけた。



かびにゃ : ん。ここは・・・?

あきと  : なんだ?もう昼か?

しんじ  : わお。さすが人間じゃない。

かびにゃ : で、ここはどこなんだ?

しんじ  : 俺の部屋だ。



  そして『あきと』はベッドの上に、『kirbynyao』は床に、横たえられていた。



あきと  : え!?なんで『あきと』のベッドに俺が?

しんじ  : まぁ、気絶してたからな。俺が運んだんだ。

あきと  : な、ななななな・・・

しんじ  : ?

あきと  : 何したんだよ!この変態!

       人をベッドに連れ込んで!

しんじ  : お、落ち着いてください師匠!



  『しんじ』と『あきと』は言い争いを始めた。



かびにゃ : (あー、腹減ったなー。)



しんじ  : だからそれは誤解ですって!

あきと  : もうお婿にいけないっ!



  げしっ



  『kirbynyao』は2人を蹴飛ばした。



かびにゃ : うるさいよ。空腹に響くだろ。

しんじ  : お、そうだな。そろそろ飯にすっか。

あきと  : 今日の食事は・・・この俺だ!この俺を食え!

かびにゃ : さっきと言ってること逆じゃん。

しんじ  : それでは遠慮なく・・・。



・・・・・・・・・



・・・・・・



・・・





かびにゃ : はっ!?



  あまりに衝撃的な何かで『kirbynyao』は目を覚ました。

  顔を上げ寝ぼけ眼で前を見ると、そこには液晶ディスプレイがあった。

  どうやらパソコンをかまっている間に寝てしまったらしい。



かびにゃ : (・・・なんだ、夢か。変な夢を見ちまったな。)



  そんなことを考えながらさっきの光景を思い浮かべる。



かびにゃ : (きっと疲れが溜まっているせいだな。少し早いが今日はもう寝るか。)



  こんなふうに疲れが溜まっているときには寝るのが一番だ。

  そう思った『kirbynyao』はベッドの方へ振り向いた。



かびにゃ : ・・・・・・。



かびにゃ : ああ。僕は夢の中でも寝てたのか。



かびにゃ : 早く起きろよ、僕。



  そうつぶやきながら、僕は自分の部屋へと戻った。


あとがき?

なんだこれは。

すいません。書いた自分でもわけがわかりません。

もちろん内容は分かるんですけど、これを書いた自分がわからない。

一体何を書いているんだ、僕は。



ん〜、なんだ、そのー、疲れが溜まっていたんだな。うん。

午後八時から始まった寮の会議が、7時間に渡る論争の末、ようやく終わったんです。

僕は絵を書いたりもしていましたが、この絵も結構ヤバイ。

まあ、となりの先輩に比べればまだマシでしたが。(先輩裸体描き過ぎ。



あ、よいこのみんなはここに書かれていることを真似しない様に。